プロペシアとミノキシジルへの期待


皆さんがプロペシアやミノキシジルタブレットに大きな期待を寄せるお気持ちはわかります。

人間の心理として、クスリというものは即効性があり、すぐに体に効くというイメージがあるからだと思います。風邪薬や痛み止め、胃腸薬など、使えば効果がはっきりとしている薬が私達の前には大変多く存在します。

簡単な病気であれば薬局店で薬を購入し飲めば済むと考えます。より深刻な病気の場合、病院にいって医師の診断を受け、専門的な薬を処方していただくことになります。

医師から受けた説明や指示を一体どれだけの方が治療の一部とお考えでしょうか。それよりも自分の症状にあった薬を状態が回復するまで飲めば治ると考えてしまいませんか。

風邪や腹痛などは一時的な体調不良なのでそれでも当然大丈夫だと思います。ですが抜け毛などは普段の生活習慣や体質などが大きく影響しています。抜けてしまう原因はなんであったのか。どのような方法が現在の状態に適しているのか。日々の生活の中で何を注意すれば良いのか。

きっと医師も様々な注意や現在の状況などを説明してくれていると思いますがそれにはあまり耳を傾けていないと思います。さらに医師の説明を聞く事よりも薬を飲むことの方が大切だと考えてしまいます。

一つ断言させていただきます。プロペシアやミノキシジルはけして特効薬ではありません。抜け毛を引き起こしている原因の一部を改善してくれるものであって、これらを使ったから他に何もしなくて良いと多くの方が考えているようですがこれも間違いです。

プロペシアやミノキシジルを使ったことがあるが効果がなかった。育毛剤や宣伝をしている大手メーカーの商品をつかっても抜け毛が収まらなかった。このような声を今まで何度と聞いたことがあります。

これはプロペシアやミノキシジルが効くか効かないという問題ではないのです。抜け毛が起こっている原因がホルモンに関係しているのかいないのか。血行が(食、生活、体質、遺伝)なんらかの理由が悪くて起きていて、それを育毛剤の血行促進成分だけで補えるのか。育毛剤を利用はして、決められた量をしっかりと守っていても、それが本来作用しなくてはいけない患部まで届いているのかどうか。

そのようなことを踏まえた上でご利用にならなくては意味がないということです。現在、日本で発売されているプロペシアの回復データなどは体格、生活習慣、人種的には全く日本人とは異なる、欧米人の方たちのデータでしかありません。体質的にもその方たちの男性ホルモンの量と平均的日本人の男性ホルモンの量では全く異なります。そこに加えて生活習慣などが異なればそのままの回復例というのは参考にはなりません。さらに髪がなぜ抜けるのかという知識を持っていない医師が育毛剤などの併用の重要性の説明をしていない現状。

僕の個人的意見としては男性ホルモンの量が比較的少ない日本人には海外で発表されているプロペシアの有効性はそのまま当てはまらないと思います。当然、男性ホルモンの影響を無視することはできませんが日本でもプロペシアが発売されて2年が経過し、その間、育毛剤を併用されていた方、何人ともお話をし、状態を確認しました。一切の基本的なケアをおこなわず、プロペシアの服用とミノキシジルをご利用になっておられたようです。実際の成功例は約20%という結果でした。

残りの80%の方たちにプロペシアの使用を中断し、イオン導入や基本的ケアのアドバイス、ビールホップ成分での女性ホルモンの向上、生活面での注意点をアドバイスし塗布用のミノキシジルを継続使用、いただいた所、半年で60%の方が回復をしていると実感したとのお答えをいただきました。

服用タイプのミノキシジルをお勧めすることは僕としてはできません。副作用だけではなく、アメリカでもその効果に以前として、疑問点が多いと発表されています。日本で正式承認され、取り扱いなどに対する知識を医師が学んだ時には服用を検討しても良いと思いますがそれまでは安易にご利用になるのは危険だと思います。

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