某テレビ番組でアメリカ先住民族に薄毛がいないことから開発された新薬という形で話題になっている薬があるようです。ノコギリヤシをヒントに開発されたという事でみなさんが高い関心をもっておられるようなので調べてみました。
番組を見ていなかったのでネットで書かれている内容を見ていると新薬として紹介されていたのはフィナステリドのことのようです。フィナステリドとはプロペシアの成分名で、けして新しい新薬ではありません。また先住民族のノコギリヤシというのは確かに男性ホルモンの抑制効果があるといわれており、様々な方面でサプリメントや育毛剤などに取り入れられております。
テレビの放送内容についてコメントを書かれて方たちの内容を見ていると少し誤解をもたれている方がいるようです。
元々フィナステリドは前立腺肥大の特効薬として開発されました。そのヒントとのなったのはノコギリヤシでそれまでに漢方のようなものとして前立腺肥大に使用されていました。
治験目的でフィナステリドを前立腺肥大の患者に服用させていた所、その中の数名に髪の改善がみられた事から育毛目的として転用されるようになったのが始まりです。
フィナステリドによる男性ホルモンの抑制は今までにはなかった治療方法のひとつではあります。開発され、10年。効果や作用についても研究が進んだのも事実です。特に人種的に男性ホルモンの量が多い欧米人の場合にはより高い効果が発揮されていますがそれにおいてもより効果的な使用方法も発表されています。その中で開発当初と大きく変わった事としてはフィナステリドの単体服用での回復というのは限定的であること。より効果的な手段として、血行促進作用を同時使用すること。また男性ホルモンの抑制だけでは解決しない抜け毛や薄毛があるということ。
過去のブログでも何回かお話をしたように男性ホルモンの抑制、血行促進は重要な課題のひとつではあります。ですが基本的な毛穴内部の皮脂や老廃物の排除を行わなくては十分な効果がはっきりされないのも事実です。最近、ミノキシジルタブレットとプロペシアの同時服用を行っている方がいますが思いのほか改善を見受けられない原因のひとつがこれらの基本的ケアがなされていないからです。
さらに服用するよりも塗布するほうが効果が高いとの研究データがしめすように直接的に患部である、毛乳頭で作用させるには服用するよりも塗布するほうが高い確率で変化が見られるということです。
今までのがん治療で手術が不可能だった場合の治療手段としては抗がん剤しかありませんでした。ところが抗がん剤はがん細胞だけではなく、体の正常な細胞にも影響が及び、大変強い副作用があることから有効手段のひとつとしては多くの問題を抱えておりました。
ところが昨年、日本でも認可された血流新生阻害剤というのはがん細胞に栄養を与える血管に血液が流れないようにすることでがん細胞の成長を食い止め、さらに最終的には壊死させる治療法のひとつです。
薬の服用によって血液量を増やしたり男性ホルモンを制御させるのは従来型の抗がん剤を使用するのと同じことになってしまい、作用してほしい患部だけで効果が発揮されるわけではありません。また血流新生阻害剤のように特定の箇所でピンポイントで作用させるには人間の構造はあまりにも複雑すぎて、医師の徹底管理の下でないと問題を起こすこと。副作用を極端になくすこの新治療薬にも問題点はあり、血流の阻害効果によって血栓などができやすくなり別の問題を引き起こす要因にもなりかねません。
ところがプロペシア(フィナステリド)やミノキシジルを塗布した場合には患部の毛乳頭まで直接毛穴という管が通っていることから服用することによって起こりかねない副作用をなくすばかりか直接的に成分が作用してほしい箇所へ到達してくれるメリットがあります。
ほかにも様々な天然成分などの有効性などがネットでは話題になりますが成分の有効性ばかりが先行して話題になります。ところが詳しく調べてみないと作用するメカニズムやマイナス面を含めて理解しなくてはいけない事も多いと思います。
新しいケアを取り入れる際には十分な知識をもってはじめることをおすすめします。