過敏性乾燥頭皮やアトピー性皮膚炎からくるトラブルについて

乾燥性頭皮及びフケの兆候  近年、過敏性の頭皮やアトピーなどが原因でトラブルを引き起こす脱毛の症例があります。
 この方の場合重要なのは、お使いになるシャンプーもさることながら、頭皮の状態と毛根の状態を別に考えるということです。
 頭皮自体は乾燥していたり、アトピーを併発しているにもかかわらず、毛根は皮脂で埋まってしまっているケースがあります。
 このような際にクレンジングローションやシャンプーブラシの使用は、かえって悪影響を与える恐れがあります。
■乾燥性頭皮及びフケの兆候■

 また、強いクレンジング性のあるシャンプーなども状態を悪化させる場合があります。

 さらに育毛剤などに含まれるアルコールなどによって毛乳頭に刺激を与えるため、塗布している育毛剤が頭皮の過敏性を増してしまったり、アトピーや乾燥を進ませてしまう場合があります。
 抜けているからといって、育毛剤やクレンジング系のシャンプーやケアが良いとは限りません。体温が上昇した後(お風呂やドライヤーの使用後)かゆみをおぼえたり、常に頭皮が赤みを帯びている場合などは、頭皮自体が過敏になっている恐れがあります。
 このような場合は、カラーやパーマなどはあまりしないようにする事も重要ですが、やはりお使いになるシャンプーやケア商品を見直すべきだと思います。シャンプーによっては、頭皮に必要な栄養素を補給し、過敏になっている肌に有効な商品もあります。


 さらに、育毛剤などの刺激性のあるローションを使うのではなく、保湿効果や消炎効果で過敏になっている肌やアトピーをまずは沈静化させ、その後育毛ケアに入る方法などもあります。気温や湿度も大きく影響しますので、紫外線量の増える5月から8月までは、十分な注意が必要になります。冬の11月以降の気温や屋内外の湿度の低下で、頭皮以外の皮膚の乾燥もあるように、当然頭皮にも同様のことが起こる場合があります。
 この場合、皮膚の最上部である角質層が、水分や油分不足により剥がれてくることがあります。
 角質層は、物理的な刺激や温度変化から、鎧のように身体を守っています。角質層は、汗や皮脂、バクテリアから構成され、薄い膜で覆われていて、ハイドロリビッドフィルム(水分と脂質でできている膜)と呼ばれており、酸化保護膜としても知られており、4.5から5.5の弱酸性pH値を持ち、皮膚の緩衝材の役割を果たしています。
 この膜は、アルカリ物質を中和して皮膚をダメージから保護しています。
 通常、健康な皮膚は絶えず再生されていて、基底層と呼ばれる皮膚の最下部で新真皮と結合し、毛細血管から得た栄養によって28から30日をかけて、もっとも最上部の角質層として押し上げられるのですが、このサイクルが、冬季において脂質分と水分のバランスが乱れた場合に、それを補うために角化して(新たに生成された皮膚が基底層から角質層になるまで)通常の過程を経ないままに皮膚の表面に移動し、20日間で再生されてしまいます。
 正常な過程で再生されていない細胞のために、細胞片も通常よりも大きく、フレーク(薄片)上に剥がれてフケのようになります。


 冬季の場合は角質層の脂質分が少ない為、乾燥性頭皮の場合にいっそう敏感になるので、頭皮のつっぱり感やかゆみ、さらに赤くなるような症状が現れます。このような場合は、的確に現在の皮膚の状態を診断し、適切なケア商品などで対処が必要となります。
 さらに、過敏症の頭皮や、アトピーなどが原因の場合は、暑さなどから分泌される皮脂や汗も炎症を悪化させる要因になります。
 多くの汗をかいたり、皮脂の分泌物が多いと感じた後は、シャンプーをせずに軽く濯ぐ事でも過敏性肌の炎症を防ぐ方法になります。これら脂漏性皮膚炎が引き起こす脱毛などは、様々な面において注意が必要です。
 一年を通して同じシャンプーやケア製品を使うのではなく、その時のご自分の状態にあった商品をお使いになったり、気温や生活環境の改善度合いなども加味した上でケアを行うことはとても重要です。